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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

「あ……」
この声…
ドキドキドキドキ――――!!
瞬間脈が早り、全身の細胞が踊りだしたかのように身体が熱くなる。
ガチャ…
ドアがゆっくり開けられると、そこには…
サラッと揺れる黒髪、甘いマスクに優しい瞳――――
「琴海さん…久しぶり」
世界中で一番愛しい人が立っていた。
変わらぬ笑顔に、胸の奥がキュンと鳴く。
「セイッ……フグゥ…」
驚きと感激の余り大声で名前を叫びかけたら、咄嗟に口をセイジの手で塞がれてしまった。
「シィィィ〜。琴海さん、大きな声出すとヤナセに聞こえちゃうから」
「ふぅん!ふぅん!」
私の口を抑えたまま背中でドアを閉めるセイジに、刻みに何度も頷き返す。
セイジは目を細めてニッコリ微笑んで口元から手を少し浮かせると、私の顔を覗き込める位置までしゃがんだ。
「琴海さん…自分が『卒業レッスン』の担当になります。宜しくね」
「はい…宜しくお願いします…」
改めて言われると本当に今日のレッスン担当がセイジなんだと実感してきて、目が潤んできてしまった。
セイジの片手が私の頬を包み込み、目尻を滲まる雫を親指の腹で撫でるように拭うと、ちょっと切なく瞳が揺れる。
「琴海…ここまで良く頑張ったね…」
静かに…優しく…
囁いた。
この声…
ドキドキドキドキ――――!!
瞬間脈が早り、全身の細胞が踊りだしたかのように身体が熱くなる。
ガチャ…
ドアがゆっくり開けられると、そこには…
サラッと揺れる黒髪、甘いマスクに優しい瞳――――
「琴海さん…久しぶり」
世界中で一番愛しい人が立っていた。
変わらぬ笑顔に、胸の奥がキュンと鳴く。
「セイッ……フグゥ…」
驚きと感激の余り大声で名前を叫びかけたら、咄嗟に口をセイジの手で塞がれてしまった。
「シィィィ〜。琴海さん、大きな声出すとヤナセに聞こえちゃうから」
「ふぅん!ふぅん!」
私の口を抑えたまま背中でドアを閉めるセイジに、刻みに何度も頷き返す。
セイジは目を細めてニッコリ微笑んで口元から手を少し浮かせると、私の顔を覗き込める位置までしゃがんだ。
「琴海さん…自分が『卒業レッスン』の担当になります。宜しくね」
「はい…宜しくお願いします…」
改めて言われると本当に今日のレッスン担当がセイジなんだと実感してきて、目が潤んできてしまった。
セイジの片手が私の頬を包み込み、目尻を滲まる雫を親指の腹で撫でるように拭うと、ちょっと切なく瞳が揺れる。
「琴海…ここまで良く頑張ったね…」
静かに…優しく…
囁いた。

