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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

バッタァ~ン!!
勢い余って開いたドアが、大きな音を立ててバウンドするように戻ってきた。
「きゃぁぁぁっ!」
「琴海!!」
飛び出ようとしたのに弾き返されそうになって、悲鳴をあげた私にセイジが慌てて駆け寄ってくる。
「琴海、大丈夫!?」
結局、再度閉まったドアをセイジが笑いながら開けてくれた。
「ご、ごめんなさい…」
「怪我してない?」
恥ずかしさと申し訳なさでしょんぼり項垂れると、セイジは膝を曲げて下から顔を覗き込んで優しく微笑んだ。
「うん、大丈夫です。お手数お掛けしました」
改まって頭を小さく下げると、セイジは首を傾げて不思議そうな顔をする。
「琴海、なんでいきなり敬語なの?」
「えっ…だって試験官が見ているなら、敬語の方が良いのではないのかと思いまして」
バイトの時くらいしか使ってない丁寧語になれなくて言い回しが変になりそうだ。
普段ずっと丁寧語のヤナセを改めて尊敬してしまう。
ぎこちなくなっている私にセイジは甘いマスクを柔らかく綻ばせて
「ははは~。試験官は確かにモニターから見ているけど声までは聞こえてないからそんな畏まらなくても平気だ!」
試験官の状況を伝えながら、私の緊張も解してくれた。
勢い余って開いたドアが、大きな音を立ててバウンドするように戻ってきた。
「きゃぁぁぁっ!」
「琴海!!」
飛び出ようとしたのに弾き返されそうになって、悲鳴をあげた私にセイジが慌てて駆け寄ってくる。
「琴海、大丈夫!?」
結局、再度閉まったドアをセイジが笑いながら開けてくれた。
「ご、ごめんなさい…」
「怪我してない?」
恥ずかしさと申し訳なさでしょんぼり項垂れると、セイジは膝を曲げて下から顔を覗き込んで優しく微笑んだ。
「うん、大丈夫です。お手数お掛けしました」
改まって頭を小さく下げると、セイジは首を傾げて不思議そうな顔をする。
「琴海、なんでいきなり敬語なの?」
「えっ…だって試験官が見ているなら、敬語の方が良いのではないのかと思いまして」
バイトの時くらいしか使ってない丁寧語になれなくて言い回しが変になりそうだ。
普段ずっと丁寧語のヤナセを改めて尊敬してしまう。
ぎこちなくなっている私にセイジは甘いマスクを柔らかく綻ばせて
「ははは~。試験官は確かにモニターから見ているけど声までは聞こえてないからそんな畏まらなくても平気だ!」
試験官の状況を伝えながら、私の緊張も解してくれた。

