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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

「そ、そうなんだ…。ちょっとホッとした」
喘ぎ声まで丸聞こえだと思っていたから、試験官には無声なことに正直安堵する。
「うん、カメラは数か所設置されてはいるんだけど流石に音はね…。だから何を言っても大丈夫だよ」
セイジはそう言ったもののなにせあの読唇術が出来るヤナセ様ですから、きっと口の動きで何を言っているのか読み取りそう。
やはり迂闊なことは言えないだろうな。
色々頭の中がグルグルとしていると、セイジは私の手を取って
「行こっか」
まるで犬小屋から連れ出すように手を繋いで小部屋から引っ張り出し、そのままベッドへ歩き出した。
ヤナセに続きセイジにも手を引かれてしまい、これもヤナセに見られているかと思うと採点判断的にどうなんだろうかと、素直に喜べない自分が悲しい。
ベッドの近くに来るとサイドボードにいつも体位を確認するパッドが立てかけられている。
いつもだったら無造作に置かれているのにと気になると、パッドを見る私の視線に気付いたセイジが説明を始めた。
「琴海、今日は48手から三体位課題が出るのは知っているよね?」
「うん…このパッドで確認出来ないから48手必死で覚えたよ」
実際体験した体位なのに改めて覚えるとなると結構大変で、実践した講師ごとにシチュエーションを思い出したりと『結びつきの法則』で復習してみたりした。
喘ぎ声まで丸聞こえだと思っていたから、試験官には無声なことに正直安堵する。
「うん、カメラは数か所設置されてはいるんだけど流石に音はね…。だから何を言っても大丈夫だよ」
セイジはそう言ったもののなにせあの読唇術が出来るヤナセ様ですから、きっと口の動きで何を言っているのか読み取りそう。
やはり迂闊なことは言えないだろうな。
色々頭の中がグルグルとしていると、セイジは私の手を取って
「行こっか」
まるで犬小屋から連れ出すように手を繋いで小部屋から引っ張り出し、そのままベッドへ歩き出した。
ヤナセに続きセイジにも手を引かれてしまい、これもヤナセに見られているかと思うと採点判断的にどうなんだろうかと、素直に喜べない自分が悲しい。
ベッドの近くに来るとサイドボードにいつも体位を確認するパッドが立てかけられている。
いつもだったら無造作に置かれているのにと気になると、パッドを見る私の視線に気付いたセイジが説明を始めた。
「琴海、今日は48手から三体位課題が出るのは知っているよね?」
「うん…このパッドで確認出来ないから48手必死で覚えたよ」
実際体験した体位なのに改めて覚えるとなると結構大変で、実践した講師ごとにシチュエーションを思い出したりと『結びつきの法則』で復習してみたりした。

