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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

かなり頑張ったと自分でも思う。
はにかむ私にセイジは微笑みながら頷いて
「全部覚えたなんて頑張ったね~琴海。俺も心強いよ」
温かく労わって褒めてくれた。
そんなセイジの優しさに、胸の奥がジンワリと熱くなる。
「琴海、座って」
セイジは手を握ったまま私をベッドサイドに座らせて自分も隣に座ったが、ヤナセと違い『態とくっついて』座ってはくれなかったのがちょっと残念だった。
「最初は前戯を少しして準備が整った頃に課題が出されるんだって。その時にこのパッドからスピーカーで声が聞こえるけど、慣れるまでは違和感があるかもしれないみたいなんだ」
「だから聞こえやすいように立てかけてあるのね」
「そう~。画像は一切出ないって。本当に声だけ聞こえるけどレッスン中で第三者の声が発せられるのは初めてだから知っていても緊張はしちゃうよね」
そう言ってセイジはウィンクするみたいに片目を細めたけど、レッスンの流れよりももっと気に掛かることが言葉の端々に漠然と感じる。
もしかしてだけど――――
「セイジあのね…。マスターコースの『卒業レッスン』の担当って…今までしたことあるの?」
――――セイジは初めてなんじゃないだろうか?
はにかむ私にセイジは微笑みながら頷いて
「全部覚えたなんて頑張ったね~琴海。俺も心強いよ」
温かく労わって褒めてくれた。
そんなセイジの優しさに、胸の奥がジンワリと熱くなる。
「琴海、座って」
セイジは手を握ったまま私をベッドサイドに座らせて自分も隣に座ったが、ヤナセと違い『態とくっついて』座ってはくれなかったのがちょっと残念だった。
「最初は前戯を少しして準備が整った頃に課題が出されるんだって。その時にこのパッドからスピーカーで声が聞こえるけど、慣れるまでは違和感があるかもしれないみたいなんだ」
「だから聞こえやすいように立てかけてあるのね」
「そう~。画像は一切出ないって。本当に声だけ聞こえるけどレッスン中で第三者の声が発せられるのは初めてだから知っていても緊張はしちゃうよね」
そう言ってセイジはウィンクするみたいに片目を細めたけど、レッスンの流れよりももっと気に掛かることが言葉の端々に漠然と感じる。
もしかしてだけど――――
「セイジあのね…。マスターコースの『卒業レッスン』の担当って…今までしたことあるの?」
――――セイジは初めてなんじゃないだろうか?

