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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
セイジは唇を少し浮かして

「ふっ…琴海…キツイよ」

小さく笑い、口端から顎へと唾液を拭うように舌を這わせ出す。

「あ…あはぁ…」

顎を擦っていく舌の表面のザラつきが、くすぐったくて舐められると後頭部が妙にゾクゾクとした。

セイジの唇と舌は首筋に下りていき、頚動脈の上をなぞられると、ドッドッドッと早る脈が皮膚の下で大きくこだまして聞こえる。

首元に顔を埋められ、触れるところがないくらい満遍なく唇が這わされると、自分の首の形を描かれていくみたいだ。

スクールに通い始めた当初、私の性感帯を隈なく調べたセイジは、他の誰よりも感じる所を知っている男性。

丁寧に優しく…

且つ甘く――――

セイジが触れた部分が、紅の薔薇のように鮮やかに開花させられる。

「あっ…あぁ……ん…」

舌先が首の真ん中に透明な縦筋を入れながら鎖骨へと向かう。

硬い溝に辿り着くとセイジの舌先はハマったように旋回を始めた。

何てことない些細な動きなのに、入念に舐められるとくすぐったさに似た感覚が続き、快感に変化していく。

捏ね続けられている胸は熱で蕩けそうなマシュマロみたいに柔らかくなっている。

硬く尖った先端の飾り菓子は甘い痺れを纏わせて、齧ったら全身が糸飴で包まれそうだ。

「あっ!ふぅ…あっは…あっあぁぁ…」

久々だからか――――
セイジの研修の成果なのか――――?

以前より格段にパワーアップしてりるセイジに意識も身体も翻弄される。

瞬間――――

研修で一体何人の女性を相手にしてきたんだろう…。

そんな下らない嫉妬が胸を衝いた。

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