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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
――――その時
『これから課題に入ります。受講者の方、準備は宜しいでしょうか?』
「きゃっ!は、はいっ!」
パッドから再び機械的な音声で、『卒業課題』開始の合図がされた。
『受講者』って初めて言われて、改めて試験なことを実感させられハッと我に返る。
単調に聞こえてきた声はヤナセの独特の話し方とは違い、指示を出しているのが本当にプログラムされた機械なんじゃないかと思えた。
ヤナセが様子を見計らって、再生ボタンとかを押してるのかな?
迂闊なことをしそうだった私には、絶妙なタイミングだった。
思わずモニターを凝視しながら、ボタンを押すヤナセの姿を想像してしまう。
寝転んだままで指示を聞くのが失礼な気がして、身体を起こそうとすると
『横になられたままで結構です。では、第一課題をお伝えします』
気を使ってくれているけど機械音はやはり慣れなくて、違和感が拭えない。
セイジは私の肩に手を乗せて、パッドからの声に真剣に耳を傾ける。
セイジの表情に、私も否応なしに緊張感が高まった。
これからいよいよ『卒業レッスン』本番だ――――!!
『第一課題は…』
ゴクリ――――
固唾を飲んで指示を待った。
『これから課題に入ります。受講者の方、準備は宜しいでしょうか?』
「きゃっ!は、はいっ!」
パッドから再び機械的な音声で、『卒業課題』開始の合図がされた。
『受講者』って初めて言われて、改めて試験なことを実感させられハッと我に返る。
単調に聞こえてきた声はヤナセの独特の話し方とは違い、指示を出しているのが本当にプログラムされた機械なんじゃないかと思えた。
ヤナセが様子を見計らって、再生ボタンとかを押してるのかな?
迂闊なことをしそうだった私には、絶妙なタイミングだった。
思わずモニターを凝視しながら、ボタンを押すヤナセの姿を想像してしまう。
寝転んだままで指示を聞くのが失礼な気がして、身体を起こそうとすると
『横になられたままで結構です。では、第一課題をお伝えします』
気を使ってくれているけど機械音はやはり慣れなくて、違和感が拭えない。
セイジは私の肩に手を乗せて、パッドからの声に真剣に耳を傾ける。
セイジの表情に、私も否応なしに緊張感が高まった。
これからいよいよ『卒業レッスン』本番だ――――!!
『第一課題は…』
ゴクリ――――
固唾を飲んで指示を待った。