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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
『――――鵯越え…です』

「え…『ひよどりごえ』?」

出された課題を聞いて、驚きのあまり目を見開く。

これって…また何で?

黙って固まっている私にセイジは、目を少し細めて伺うように聞いてくる。

「琴海…どうかしたの?」

「う、うん…ちょっと…」

「『鵯越え』…出来そう?」

「大丈夫…48手は覚えたから。ただ…」

「ただ?」

『鵯越え』自体は単純な『バック』だから難しい体位じゃない。

そう…ただ――――

マスターコースのレッスンでは実践していない48手だった。

基本的なバックはスタンダードコースで実践済みだから、マスターでは免除されている。

それをなんでここで出されるたのか――――

それが少しだけ気にかかる。

「そっか…俺から体位の体勢のヒントは言えないんだ。琴海、『鵯越え』の体勢を取ってみて」

「うんっ!」

起き上がって四つん這いになり、バックが出来る形を取った。

「そう…正解!直ぐに準備はするからそれまで楽にしてて」

「分かった!」

言われた通りちょこんと正座をして、セイジの準備が整うのを待つ。

セイジはゴムを素早く装着し、ローブを脱ぎ捨てて鍛えた筋肉が綺麗な肢体を露わにした。

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