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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
ドックン!
まるで何処からかワタリが見ているように思えて身が竦んでしまう。
そうだ…
『ラブカル講師は甘くない!』
ワタリに言われた言葉。
それでも私は震えながら講師になりたいと、ワタリに宣言したんだ。
生温い根性を叩き直された気持ちになる。
流石四天王…
側に居なくても存在は大きい。
特にワタリは何もかもが大きいから格別だな。
急に黙りこくった私をセイジは眉根を寄せて優しく問い掛けてきた。
「琴海…悩みって俺には話せないのかな?」
「セイジ?」
セイジは、哀しそうな顔をしている。
あぁ…この人は…
なんでこんなに優しいんだろう。
いつも一人で辛いことも抱え込むくせに、人の苦しみまで背負い込もうとしちゃう。
そうやって私を甘やかそうとする。
ここで
「何でもないよ!もう大丈夫!」
って言っても余計心配させそうだな。
それに前にも離婚出来るか分からなくて不安になっていた時に、セイジに会えて講師になる決意を伝えられただけで凄く勇気が湧いてきたっけ…
なら――――
「セイジあのね…この試験に私どうしても…」
一発で合格したいの――――
と言おうとした時、見計らったかのように
『次の課題に移ります』
パットから、お決まりの機械音が流れてきた。
まるで何処からかワタリが見ているように思えて身が竦んでしまう。
そうだ…
『ラブカル講師は甘くない!』
ワタリに言われた言葉。
それでも私は震えながら講師になりたいと、ワタリに宣言したんだ。
生温い根性を叩き直された気持ちになる。
流石四天王…
側に居なくても存在は大きい。
特にワタリは何もかもが大きいから格別だな。
急に黙りこくった私をセイジは眉根を寄せて優しく問い掛けてきた。
「琴海…悩みって俺には話せないのかな?」
「セイジ?」
セイジは、哀しそうな顔をしている。
あぁ…この人は…
なんでこんなに優しいんだろう。
いつも一人で辛いことも抱え込むくせに、人の苦しみまで背負い込もうとしちゃう。
そうやって私を甘やかそうとする。
ここで
「何でもないよ!もう大丈夫!」
って言っても余計心配させそうだな。
それに前にも離婚出来るか分からなくて不安になっていた時に、セイジに会えて講師になる決意を伝えられただけで凄く勇気が湧いてきたっけ…
なら――――
「セイジあのね…この試験に私どうしても…」
一発で合格したいの――――
と言おうとした時、見計らったかのように
『次の課題に移ります』
パットから、お決まりの機械音が流れてきた。