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第43章 Ｍ 卒業 Lesson

「ん〜むぅうん〜！」

セイジの肉弾を咥えたまま「分かった」と返事をする。

ゴールデンボールはデリケートなんだった。

扱いは丁寧にしないといけないわよね。

気を取り直して目的の場所へ指を這わせる。

指先に少しザラっとした感覚がして『蟻の門渡り』に辿り着く。

ここがプロジェクトの山場になる…。

ゴクリ…

唇を亀山から少し浮かし、高まる緊張感に口の中に溜まった唾液を飲み込んだ。

この日のために『射精』のあらゆる情報を収集してきた。

何とか無事に門渡りを成功させたい！

先ずは指の腹でソフトタッチで撫でてみると――――

「っ……」

セイジは何とか声を堪えたが、子棒くんの方は反応してピクリと蠢いた。

よし…
まずまずだわ…。

ソフトタッチを続行しつつ、徐々に圧を強めていく。

クイクイと押してみたり、クルクルと渦を巻いてみたりした。

「……ん…ぁ…」

セイジは時たま小さな声を出すだけだけど、口の中の分身は『蟻の門渡り』に繋がっているからもあり、与える刺激に敏感で根元からピクッと震えたり脈打って血管が広がる感覚が唇に伝わってくる。

肉棒くんの可愛いい反応に、普段レッスンでは私に極上の快感を与えてくれるこの男性器がとても愛おしくて思えてギュッと抱き締めたくなった。