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第43章 Ｍ 卒業 Lesson

ドックン…

予感が的中し確信になった瞬間、身体中に不安感が渦を巻いて広がり出す。

やっぱり…セイジは『特殊課題』のことを聞いてないんだ。

どうしよう…
そうなるとセイジは絶対『射精』しない気がする。

『一発合格』の道が一気に閉ざされた気分になってきた。

余りのショックに、胸を揉まれているのも忘れて固まってしまう。

「琴海、何かあるの？」

フェラチオに闘牛並の猛突進で燃えていたのに、いきなり大人しくなった私の様子にセイジは何か察したようだった。

もしくはどこか挙動不審な私の態度に、薄々勘付いていたのかもしれない。

「あ…」

言っちゃダメなのかな？

セイジは一発合格条件が『射精』させることとは知らないけど、思い返すとそれを担当講師に言うことまでは禁止されてないんじゃない？

あぁぁぁ〜！
でも、それでウッカリ言った時点で、試験が終了とかになったら怖いし！

「ぷぷっ…琴海、百面相になってるよ〜。そんなに言えないことなら仕方ないか〜」

頭の中でグルグル悩んでいたのが顔に出てしまったようだ。

セイジは深くは追求してこなかったけど、何かを隠していることはバレてしまっただろう。

落ち込み気味で黙っている私の胸からセイジはゆっくり手を離して

「どれにしても琴海、またフェラテク凄く上達してたね！」

労わるように優しく微笑んだ。