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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
「セイジ…」

必死に頑張っていたフェラを中断されて凹んだと思われたのだろうか、セイジは励ましてくれようとしていた。

セイジを騙しているみたいで、心苦しくなる。

知らないとセイジは『射精』をひたすら我慢するだろう。

普段のレッスンでは平静な顔をしているけど、本当はかなり我慢していて辛いって言っていたよね。

思えば音声は、試験官には聞こえないんだ…。

カメラが何台設置されていて、どんな角度から見られているかとかまでは分からないから油断はできないけど――――

「セイジッ!」

「わっ!琴海!?」

一か八か!!

私はセイジに、飛び付くように抱き着いた。

セイジの首に腕を絡め、お互いの胸を密着させる。

「琴海、いきなりどうしたの〜?」

驚きながらもセイジは、腰と背中に腕を回してしっかり抱き締め返してくれた。

ドッキン!ドッキン!ドッキン!

いざ伝えようと思うと凄く緊張して、脈拍が一気に早まった。

密着している肌が汗ばんで、隙間から流れ出してくる。

「何か凄い心臓の音が伝わってくるんだけど大丈夫?」

「う、うん…」

セイジは背中を支えながらも、宥めるみたいに後頭部を撫でてくれる。

こんな優しさいセイジに、真っ直ぐ応えたい――――。

「セイジあのね…。聞いて欲しいことがあるの」

端から見たらまるでセイジの頬にキスでもするかのように耳元に顔を埋め、唇を寄せた。

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