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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
「…うん」
何かあると察していたセイジは、私の言葉に驚くことなく穏やかに頷く。
その代わり、ちゃんと聞いている合図かのように背中を抱き締める腕に力が込められる。
多くを語らなくても通じていることが実感できて、凄く嬉しくなった。
セイジの耳元に埋めた頭を少し動かし、甘えた振りをして話を続ける。
「セイジ…『卒業レッスン』には『特殊課題』があるの…」
「……」
「それをクリアすれば、一発で試験は合格で…無事に卒業ができるんだって…」
「うん…」
いつまでも抱き合っていると不審に思われそうで早口で説明いしていく私に、セイジは何事もないかのように静かに聞いていた。
『射精』の二文字を伝えるだけで、全身の毛穴から汗が吹き出そうなくらい、神経が張り詰める。
「その『特殊課題』がね……っ…」
緊張の余り言葉を詰まらしてしまい、間を空けたほんの一瞬――――
『次の課題に移ります…』
狙ったかのように、パットから指示が流れてきた。
「なっ…」
「あ…」
流石にこれにはセイジも若干、動揺する。
あとたった一言伝えるだけだったのに…
なんとも口惜しくて、思わずパットを睨み付けてしまう。
「琴海…最終課題だ。頑張ろう」
セイジは不貞腐れている私の頭をポンポンと宥めるように撫でて
「大丈夫だよ。琴海ならきっと、合格出来るから」
いつもの甘い笑顔で、明るく励ましてくれた。
何かあると察していたセイジは、私の言葉に驚くことなく穏やかに頷く。
その代わり、ちゃんと聞いている合図かのように背中を抱き締める腕に力が込められる。
多くを語らなくても通じていることが実感できて、凄く嬉しくなった。
セイジの耳元に埋めた頭を少し動かし、甘えた振りをして話を続ける。
「セイジ…『卒業レッスン』には『特殊課題』があるの…」
「……」
「それをクリアすれば、一発で試験は合格で…無事に卒業ができるんだって…」
「うん…」
いつまでも抱き合っていると不審に思われそうで早口で説明いしていく私に、セイジは何事もないかのように静かに聞いていた。
『射精』の二文字を伝えるだけで、全身の毛穴から汗が吹き出そうなくらい、神経が張り詰める。
「その『特殊課題』がね……っ…」
緊張の余り言葉を詰まらしてしまい、間を空けたほんの一瞬――――
『次の課題に移ります…』
狙ったかのように、パットから指示が流れてきた。
「なっ…」
「あ…」
流石にこれにはセイジも若干、動揺する。
あとたった一言伝えるだけだったのに…
なんとも口惜しくて、思わずパットを睨み付けてしまう。
「琴海…最終課題だ。頑張ろう」
セイジは不貞腐れている私の頭をポンポンと宥めるように撫でて
「大丈夫だよ。琴海ならきっと、合格出来るから」
いつもの甘い笑顔で、明るく励ましてくれた。