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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
『世界で一番可愛い君へ』――――
ペンダントに刻まれていた文字。
セイジ…
これは一体どういう意味?
エレベーターが到着するのを待つのがもどかしくて、カチカチと何度もボタンを押してしまう。
「早く来て…早くっ!」
チーン!
到着の音が鳴り、少し開いたドアの隙間を押し広げて自分の身体を割り込ませる。
急いでエントランスのボタンを押そうとしたが、手が震えて他の階数を押し間違えてしまった。
「もう…ヤダァ!」
泣きそうな気持ちで、ドアを閉めようとした時
「琴海様…」
心配して追い掛けてヤナセの姿が現れる。
ヤナセさん――――
ごめんなさい!!
心の中で手を合わせると同時にエレベーターのドアも合わさって、ヤナセの声は途切れた。
チャームを持つ手を組んで、祈るように額に当てる。
セイジ…私を置いて行かないで。
姉妹校に戻らなきゃ行けないとしても、理由も知らされず取り残された状態が辛くて仕方なかった。
チーン!
エレベーターから急いで降りてビルの入り口に駆け寄ると、ちょうどセイジがラブカルタクシーに乗り込むところだった。
ペンダントに刻まれていた文字。
セイジ…
これは一体どういう意味?
エレベーターが到着するのを待つのがもどかしくて、カチカチと何度もボタンを押してしまう。
「早く来て…早くっ!」
チーン!
到着の音が鳴り、少し開いたドアの隙間を押し広げて自分の身体を割り込ませる。
急いでエントランスのボタンを押そうとしたが、手が震えて他の階数を押し間違えてしまった。
「もう…ヤダァ!」
泣きそうな気持ちで、ドアを閉めようとした時
「琴海様…」
心配して追い掛けてヤナセの姿が現れる。
ヤナセさん――――
ごめんなさい!!
心の中で手を合わせると同時にエレベーターのドアも合わさって、ヤナセの声は途切れた。
チャームを持つ手を組んで、祈るように額に当てる。
セイジ…私を置いて行かないで。
姉妹校に戻らなきゃ行けないとしても、理由も知らされず取り残された状態が辛くて仕方なかった。
チーン!
エレベーターから急いで降りてビルの入り口に駆け寄ると、ちょうどセイジがラブカルタクシーに乗り込むところだった。