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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
「琴海様…先ずはお怪我の手当てをさせて頂きます…」
受付のラウンジに戻ると、ヤナセは透かさず医療バッグを持ち出してきて、ソファーに座った私の前に再び跪く。
「すみません…色々とご迷惑を…」
恐縮して謝ると、ヤナセは目を細めて口元を綻ばせる。
「琴海様…消毒致しますので…ストッキング破かせて頂きますね」
転んで破けたストッキングを更に引き裂き始めた。
ビビビビビッ!
「っ!?」
治療のためとは言え、初めてされる行為にちょっと驚いて肩が竦む。
まさに医療現場みたいに、容赦ない引き裂きぶりだった。
「替えのストッキングは後ほどお渡し致しますが…本日はこのまま履かずに帰られた方が宜しいかと思います」
「はい…そうします…」
「何でしたらまた…マンションまでお送りしますが…」
「うぅっ!いえ…出来たら…」
「タクシーが…宜しいですか?畏まりました…手配済みですので…」
「…すみません…」
消毒液が擦り傷に染みる以上に動揺して唸ると同時に、ヤナセはいつもの如く先手を打ってきた。
きっと今日は最初からタクシーを手配してくれていたんだろうな…。
丁寧にガーゼを当ててくれる綺麗な手つきから、ヤナセの気遣いが伝わってくる。
「ヤナセさん…今まで本当に有難うございました…」
スクールに初めて来た日から…
ううん…
ヤナセから電話を貰った時から今まで、この優しさと労りにずっと支えて貰ったことが走馬灯のように蘇り、感謝の気持ちで胸がいっぱになった。
受付のラウンジに戻ると、ヤナセは透かさず医療バッグを持ち出してきて、ソファーに座った私の前に再び跪く。
「すみません…色々とご迷惑を…」
恐縮して謝ると、ヤナセは目を細めて口元を綻ばせる。
「琴海様…消毒致しますので…ストッキング破かせて頂きますね」
転んで破けたストッキングを更に引き裂き始めた。
ビビビビビッ!
「っ!?」
治療のためとは言え、初めてされる行為にちょっと驚いて肩が竦む。
まさに医療現場みたいに、容赦ない引き裂きぶりだった。
「替えのストッキングは後ほどお渡し致しますが…本日はこのまま履かずに帰られた方が宜しいかと思います」
「はい…そうします…」
「何でしたらまた…マンションまでお送りしますが…」
「うぅっ!いえ…出来たら…」
「タクシーが…宜しいですか?畏まりました…手配済みですので…」
「…すみません…」
消毒液が擦り傷に染みる以上に動揺して唸ると同時に、ヤナセはいつもの如く先手を打ってきた。
きっと今日は最初からタクシーを手配してくれていたんだろうな…。
丁寧にガーゼを当ててくれる綺麗な手つきから、ヤナセの気遣いが伝わってくる。
「ヤナセさん…今まで本当に有難うございました…」
スクールに初めて来た日から…
ううん…
ヤナセから電話を貰った時から今まで、この優しさと労りにずっと支えて貰ったことが走馬灯のように蘇り、感謝の気持ちで胸がいっぱになった。