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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
感傷的になって目を潤ませる私の目をヤナセは片膝を付いたまま、食い入るように見詰めてくる。
「琴海様…私こそお礼を申し上げます。本当に今日まで良く頑張って下さいました…。琴海様の頑張りと健気さには…とても励まされました…」
ヘーゼルの瞳を輝かせ、花が咲いたように温かく微笑んだ。
「ヤナセさん…」
労いの言葉にしんみりした気持ちになって唇を結ぶと、ヤナセは私の手のひらをギュッと握る。
一瞬心臓が跳ねそうになったけど、親指の付け根の擦り傷に消毒液を付けた綿を当てられて
「琴海様…本日の試験の結果と総評になりますが…」
「はい…」
ヤナセは治療を続けながら、『卒業レッスン』の話を始めた。
急に現実的な内容になり、緊張感が戻ってくる。
「目標であった『特殊課題』と三体位を見事にクリアされたので…合格条件は満たしております…」
「は、はい…」
『合格条件』と言われて、他に何かあるのかと内心穏やか気分じゃなくなってきた。
「本日担当した試験官たちと総合評価を出させて頂きます…。その上で次は講師資格の最終判断を致します…」
息を飲みながらヤナセの説明を聞いていたが、一つ疑問が湧く。
「あの〜ヤナセさん…試験官たちって…何人かいたんですか?」
「はい…五名ほどおりましたが…」
「五名……」
な、なんですってぇぇぇぇ〜!!
知らされた衝撃の事実に愕然として、顎が外れそうなほど口が開いてしまった。
「琴海様…私こそお礼を申し上げます。本当に今日まで良く頑張って下さいました…。琴海様の頑張りと健気さには…とても励まされました…」
ヘーゼルの瞳を輝かせ、花が咲いたように温かく微笑んだ。
「ヤナセさん…」
労いの言葉にしんみりした気持ちになって唇を結ぶと、ヤナセは私の手のひらをギュッと握る。
一瞬心臓が跳ねそうになったけど、親指の付け根の擦り傷に消毒液を付けた綿を当てられて
「琴海様…本日の試験の結果と総評になりますが…」
「はい…」
ヤナセは治療を続けながら、『卒業レッスン』の話を始めた。
急に現実的な内容になり、緊張感が戻ってくる。
「目標であった『特殊課題』と三体位を見事にクリアされたので…合格条件は満たしております…」
「は、はい…」
『合格条件』と言われて、他に何かあるのかと内心穏やか気分じゃなくなってきた。
「本日担当した試験官たちと総合評価を出させて頂きます…。その上で次は講師資格の最終判断を致します…」
息を飲みながらヤナセの説明を聞いていたが、一つ疑問が湧く。
「あの〜ヤナセさん…試験官たちって…何人かいたんですか?」
「はい…五名ほどおりましたが…」
「五名……」
な、なんですってぇぇぇぇ〜!!
知らされた衝撃の事実に愕然として、顎が外れそうなほど口が開いてしまった。