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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
でも確かにヤナセは試験官が『一人だけ』なんて一言も言ってない。
マスターに試験官でもある訳だから数人いてもおかしくはないけど…
まさかの『五人』とは思わなかった。
だ、誰が試験官だったんだろ?
口も目も開いてフリーズしている私にヤナセは、穏やかに微笑んで
「 先ほども申しましたように…琴海様は卒業の条件を満たしておりますし…総合評価は普段のレッスンの成果も含めますので…琴海様の成績でしたら九割がた講師資格の方も大丈夫かと思われます…」
講師としての太鼓判を押してくれた。
「いや…その……はい、有難うございます」
それはそれで嬉しいけど…
知らずとはいえ五人もの前で自分の性行為を見られていたと思うと、物凄く恥ずかしいことでして〜。
改めて女性講師になったら、男性講師の研修のために大勢のまえで実践プレイをしなくてはいけない日も来るのかもしれない思い知らされる。
『掟改正』がいつ確定するかも分からない中…
これからはそんな日常が待っているんだろうか…。
だけどその現実を選んだのは自分だ。
セイジと一緒に居られる未来があるならば、何でもしてみせる――――
思っていたのに…。
本当にセイジの側に行けるのかな?
焦燥感が胸の奥底から止めどなく噴き出して止まらない。
不安を閉じ込めるように、胸元のペンダントに手を添えた。
マスターに試験官でもある訳だから数人いてもおかしくはないけど…
まさかの『五人』とは思わなかった。
だ、誰が試験官だったんだろ?
口も目も開いてフリーズしている私にヤナセは、穏やかに微笑んで
「 先ほども申しましたように…琴海様は卒業の条件を満たしておりますし…総合評価は普段のレッスンの成果も含めますので…琴海様の成績でしたら九割がた講師資格の方も大丈夫かと思われます…」
講師としての太鼓判を押してくれた。
「いや…その……はい、有難うございます」
それはそれで嬉しいけど…
知らずとはいえ五人もの前で自分の性行為を見られていたと思うと、物凄く恥ずかしいことでして〜。
改めて女性講師になったら、男性講師の研修のために大勢のまえで実践プレイをしなくてはいけない日も来るのかもしれない思い知らされる。
『掟改正』がいつ確定するかも分からない中…
これからはそんな日常が待っているんだろうか…。
だけどその現実を選んだのは自分だ。
セイジと一緒に居られる未来があるならば、何でもしてみせる――――
思っていたのに…。
本当にセイジの側に行けるのかな?
焦燥感が胸の奥底から止めどなく噴き出して止まらない。
不安を閉じ込めるように、胸元のペンダントに手を添えた。