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ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
慌ててカウンター席に座ろうしたら…
「チワワちゃ〜ん!いらっしゃぁ〜い!」
背中越しに姉さんが、おいでおいでする声が届いた。
どどどどうしよう…。
四人の前で話しても大丈夫なことだけど、逆に落ち着かない気がする。
四天王たちが帰るのを待つしかないかな…。
空気的に逃げられない気がしておずおずと奥の席に向かっていくと、そんな私にヤナセは小さく微笑んでカウンターの中に入っていった。
「お邪魔します…」
「あぁ」
「うふっ!お疲れ様〜!」
パッシン!
恐縮しながら椅子を引くと、腕を組んで踏ん反り返っているワタリ、絡めた指に顎を乗せてご満悦のホズミ、開いた扇子で口元を覆い目を細めるハナブサにお出迎えされる。
最近では慣れてきた光景だけど、これから自分も講師として四天王たちと一緒に働くんだと思うと、妙に落ち着かなくなっていた。
何か話さなくてはと思いながらも、口を結んで縮こまっていると
「チビ…試験頑張ったな」
相変わらずな仏頂面なのに、穏やかな声でワタリが労いの言葉を掛けてきた。
「え…あ、有難うございます」
『一発合格』を言い渡してきたワタリに早々に結果が伝わっていることが、ちょと嬉しくて照れてしまうと、ワタリは口元を綻ばせて今までに見たことがない優しい笑顔を向けてきた。
「チワワちゃ〜ん!いらっしゃぁ〜い!」
背中越しに姉さんが、おいでおいでする声が届いた。
どどどどうしよう…。
四人の前で話しても大丈夫なことだけど、逆に落ち着かない気がする。
四天王たちが帰るのを待つしかないかな…。
空気的に逃げられない気がしておずおずと奥の席に向かっていくと、そんな私にヤナセは小さく微笑んでカウンターの中に入っていった。
「お邪魔します…」
「あぁ」
「うふっ!お疲れ様〜!」
パッシン!
恐縮しながら椅子を引くと、腕を組んで踏ん反り返っているワタリ、絡めた指に顎を乗せてご満悦のホズミ、開いた扇子で口元を覆い目を細めるハナブサにお出迎えされる。
最近では慣れてきた光景だけど、これから自分も講師として四天王たちと一緒に働くんだと思うと、妙に落ち着かなくなっていた。
何か話さなくてはと思いながらも、口を結んで縮こまっていると
「チビ…試験頑張ったな」
相変わらずな仏頂面なのに、穏やかな声でワタリが労いの言葉を掛けてきた。
「え…あ、有難うございます」
『一発合格』を言い渡してきたワタリに早々に結果が伝わっていることが、ちょと嬉しくて照れてしまうと、ワタリは口元を綻ばせて今までに見たことがない優しい笑顔を向けてきた。