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ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
肩越しにヤナセがエールをくれた。
後ろを振り向くとワタリが力強く、ホズミが温かく、ハナブサが冷静に見守ってくれている。
そして何より
「琴海様の想いを素直に伝えれば…大丈夫ですから…」
どんな窮地も助けてくれた、ヤナセが側で励ましてくれる。
ドックン…ドックン…
不安と罪悪感が薄れて、勇気が身体の奥底から湧き上がってきて身体が熱くなった。
正面に向き直ると、店長も奥さんも凄く温かく優しい瞳と笑顔を浮かべている。
あぁ…そうだ…
最初からずっと、変わらない…。
だからきっとヤナセは学生時代から、ワタリたちも店長の元に来たくなるんだ。
店長と奥さんなら、きっと想いを受け止めてくれる筈――――。
「私…叶えたい夢があったんです…」
「うんうん!琴海ちゃんそう言ってたね〜。もしかして夢が叶ったのかな〜?」
少し声が上ずってしまった私に、店長は話しやすいようにしてくれた。
「はい、私も…ヤナセさんたちが働いているカルチャースクールの…講師になりたかったんです」
笑顔のまま頷いている二人に、胸の中の想いが一気に吹き上がってくる。
「そのためにも少しでも働いてスクールに通いたくて…長くは働けないと分かっていながら都合良く働かせて貰ってすみませんでした!」
「ふふふ〜気にしなくていいのよ〜。琴海ちゃん一所懸命頑張ってくれたもの〜。それより琴海ちゃんの夢が叶ったなら、私はその方が嬉しいわ〜」
前屈する勢いで頭を下げると、奥さんはそう言って私の肩に優しく手を掛けてきた。
後ろを振り向くとワタリが力強く、ホズミが温かく、ハナブサが冷静に見守ってくれている。
そして何より
「琴海様の想いを素直に伝えれば…大丈夫ですから…」
どんな窮地も助けてくれた、ヤナセが側で励ましてくれる。
ドックン…ドックン…
不安と罪悪感が薄れて、勇気が身体の奥底から湧き上がってきて身体が熱くなった。
正面に向き直ると、店長も奥さんも凄く温かく優しい瞳と笑顔を浮かべている。
あぁ…そうだ…
最初からずっと、変わらない…。
だからきっとヤナセは学生時代から、ワタリたちも店長の元に来たくなるんだ。
店長と奥さんなら、きっと想いを受け止めてくれる筈――――。
「私…叶えたい夢があったんです…」
「うんうん!琴海ちゃんそう言ってたね〜。もしかして夢が叶ったのかな〜?」
少し声が上ずってしまった私に、店長は話しやすいようにしてくれた。
「はい、私も…ヤナセさんたちが働いているカルチャースクールの…講師になりたかったんです」
笑顔のまま頷いている二人に、胸の中の想いが一気に吹き上がってくる。
「そのためにも少しでも働いてスクールに通いたくて…長くは働けないと分かっていながら都合良く働かせて貰ってすみませんでした!」
「ふふふ〜気にしなくていいのよ〜。琴海ちゃん一所懸命頑張ってくれたもの〜。それより琴海ちゃんの夢が叶ったなら、私はその方が嬉しいわ〜」
前屈する勢いで頭を下げると、奥さんはそう言って私の肩に優しく手を掛けてきた。