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ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
言っていることは凄く親切なのに、心臓が刺されそうな目付きで射抜かれる。
なんでこの人の優しさは、いつも気迫があるんだろう…。
「は、はいぃ…」
「クスクス…お気になさらずにお待ち下さい」
おとなしくちょこんと座り直すと、ヤナセが楽しそうに笑っていた。
「そうよ〜!チワワちゃ〜ん!体力だけはある筋肉男に任せておけばいいわよ〜!」
ホズミがウィンクしながらギャグっぽく盛り上げると
「私は粉振るうの手伝いましたが」
ハナブサがさり気なく突っ込んくる。
「えっ!あんたいつの間に!?」
「この特殊な扇子で振るいを揺らすと、いい具合に粉が振るわれるんです」
「また変な扇子を作ったわね…」
今まで無表情だったハナブサがレッスンより恍惚とした顔で、新作品の扇子を見詰めていた。
そんなハナブサに怪訝な顔で呆れるホズミ。
「ぷっ…」
「クス…」
本気で交わしている二人のやり取りが、ラブカル講師の頂点に立つ人物だと思うと気持ちがほっこりしてしまう。
私とヤナセは顔を見合わせて、二人の天然コントに口元を綻ばせた。
数分後――――
「待たせたな」
「わぁぁぁぁ!」
トレーに載せるより効率的にお皿を腕に並べてきたワタリが現れて、ヤナセに負けず劣らずなカリスマウェイターぶりを見せ付けられる。
こうして更に私の中で、四天王レジェンドが増えていくのだった。
なんでこの人の優しさは、いつも気迫があるんだろう…。
「は、はいぃ…」
「クスクス…お気になさらずにお待ち下さい」
おとなしくちょこんと座り直すと、ヤナセが楽しそうに笑っていた。
「そうよ〜!チワワちゃ〜ん!体力だけはある筋肉男に任せておけばいいわよ〜!」
ホズミがウィンクしながらギャグっぽく盛り上げると
「私は粉振るうの手伝いましたが」
ハナブサがさり気なく突っ込んくる。
「えっ!あんたいつの間に!?」
「この特殊な扇子で振るいを揺らすと、いい具合に粉が振るわれるんです」
「また変な扇子を作ったわね…」
今まで無表情だったハナブサがレッスンより恍惚とした顔で、新作品の扇子を見詰めていた。
そんなハナブサに怪訝な顔で呆れるホズミ。
「ぷっ…」
「クス…」
本気で交わしている二人のやり取りが、ラブカル講師の頂点に立つ人物だと思うと気持ちがほっこりしてしまう。
私とヤナセは顔を見合わせて、二人の天然コントに口元を綻ばせた。
数分後――――
「待たせたな」
「わぁぁぁぁ!」
トレーに載せるより効率的にお皿を腕に並べてきたワタリが現れて、ヤナセに負けず劣らずなカリスマウェイターぶりを見せ付けられる。
こうして更に私の中で、四天王レジェンドが増えていくのだった。