この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
奥さんの作ったケーキは凄く美味しかった。
たわいない話しをホズミが膨らませて盛り上げてくれる。
時たま突っ込むワタリとハナブサが、また絶妙で、笑ってばかりの私の横でヤナセは皆んなを眺めながら美しく微笑んでいた。
講師になったらしばらく研修続いたりと、忙しくなるだろう。
息抜きでもお店に来れる暇もなくなるかもしれないと思うと、バイトを辞めるまでの一ヶ月間を大切に過ごしたい。
ケーキも食べ終わって一息付いた頃
「そろそろ戻るか」
ワタリの一言に四天王は席を立つ。
「琴海様も…一緒に出られますか?」
「あっ…私片付けを手伝っていきます」
辞めていく私にお祝いのケーキまで用意してくれた店長と奥さんに、せめて少しでもお礼をさせて貰いたいと思ったら
「あらあら〜!いいのよ琴海ちゃん。気にしないで〜」
「えぇっ!」
満面の笑みで奥さんが私の背中を押してきた。
ちょっと驚いたけど今日は奥さんの優しさに甘えさせて貰うことにする。
「ご馳走さまでした!ケーキとっても美味しかったです!」
ケーキだけじゃなく店長夫妻の気持ちに感謝を込めて深々とお辞儀をし、頭を上げると――――
ガシィィィッ!
突如大きな手に、脳天を鷲掴みにされた。
たわいない話しをホズミが膨らませて盛り上げてくれる。
時たま突っ込むワタリとハナブサが、また絶妙で、笑ってばかりの私の横でヤナセは皆んなを眺めながら美しく微笑んでいた。
講師になったらしばらく研修続いたりと、忙しくなるだろう。
息抜きでもお店に来れる暇もなくなるかもしれないと思うと、バイトを辞めるまでの一ヶ月間を大切に過ごしたい。
ケーキも食べ終わって一息付いた頃
「そろそろ戻るか」
ワタリの一言に四天王は席を立つ。
「琴海様も…一緒に出られますか?」
「あっ…私片付けを手伝っていきます」
辞めていく私にお祝いのケーキまで用意してくれた店長と奥さんに、せめて少しでもお礼をさせて貰いたいと思ったら
「あらあら〜!いいのよ琴海ちゃん。気にしないで〜」
「えぇっ!」
満面の笑みで奥さんが私の背中を押してきた。
ちょっと驚いたけど今日は奥さんの優しさに甘えさせて貰うことにする。
「ご馳走さまでした!ケーキとっても美味しかったです!」
ケーキだけじゃなく店長夫妻の気持ちに感謝を込めて深々とお辞儀をし、頭を上げると――――
ガシィィィッ!
突如大きな手に、脳天を鷲掴みにされた。