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ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
カラ〜ン…コロ〜ン…
「有難うございました!」
改めて店長たちに、お礼を言って店を出る。
「ヤナセさん、すみません。ここまで荷物を持って来て下さって有難うございます!」
「いえ…お気になさらず。駅までお持ち致しますので」
資料が入った手提げ袋をヤナセがずっと持っていてくれたから受け取ろうとしたが、駅までお見送りを申し出された。
「いや…でもヤナセさんお忙しいかと…」
「クス…急ぎの仕事は片付けておりますので…大丈夫です」
「…すみません」
ヤナセの言い分がまかり通らなかったことはなく、無駄な足掻きと分かっていたがやはり徒労に終わる。
「じゃぁ〜私もチワワちゃんとお散歩してくる〜!」
まるでイケメン電波塔みたいにスレンダーな姉さんが元気良く片手を挙げて、一緒に駅まで付いて来ようとしたが
「ホズミは明日のミーティングの資料整理が残っていますよ」
頬に扇子を当てて、ハナブサが黒曜石の瞳を光らせた。
「だ、大丈夫よ〜!あとチェックだけだもの!」
「今度こそ案を通したいんだろ。本気でチェックしろ」
資料作りまで体育会系なのか、ワタリがホズミの襟元をグワシッと掴んで引きずりだす。
「いやぁ〜ん!離してよワタリ〜!」
「煩い!行くぞ!」
「きゃぁぁぁ〜!チワワちゃん、またスクールでね〜!」
「琴海さん、ご機嫌よう」
「は、はい!」
ワタリに引っ張られながら両手を振るホズミの後ろで扇子を広げて一礼するハナブサ。
前にも同じことがあったよね…。
デジャヴにような光景を繰り広げながら、三人はスクールへ戻っていった。
「有難うございました!」
改めて店長たちに、お礼を言って店を出る。
「ヤナセさん、すみません。ここまで荷物を持って来て下さって有難うございます!」
「いえ…お気になさらず。駅までお持ち致しますので」
資料が入った手提げ袋をヤナセがずっと持っていてくれたから受け取ろうとしたが、駅までお見送りを申し出された。
「いや…でもヤナセさんお忙しいかと…」
「クス…急ぎの仕事は片付けておりますので…大丈夫です」
「…すみません」
ヤナセの言い分がまかり通らなかったことはなく、無駄な足掻きと分かっていたがやはり徒労に終わる。
「じゃぁ〜私もチワワちゃんとお散歩してくる〜!」
まるでイケメン電波塔みたいにスレンダーな姉さんが元気良く片手を挙げて、一緒に駅まで付いて来ようとしたが
「ホズミは明日のミーティングの資料整理が残っていますよ」
頬に扇子を当てて、ハナブサが黒曜石の瞳を光らせた。
「だ、大丈夫よ〜!あとチェックだけだもの!」
「今度こそ案を通したいんだろ。本気でチェックしろ」
資料作りまで体育会系なのか、ワタリがホズミの襟元をグワシッと掴んで引きずりだす。
「いやぁ〜ん!離してよワタリ〜!」
「煩い!行くぞ!」
「きゃぁぁぁ〜!チワワちゃん、またスクールでね〜!」
「琴海さん、ご機嫌よう」
「は、はい!」
ワタリに引っ張られながら両手を振るホズミの後ろで扇子を広げて一礼するハナブサ。
前にも同じことがあったよね…。
デジャヴにような光景を繰り広げながら、三人はスクールへ戻っていった。