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ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
小さくなっていく三人をいつまでも眺めている私にヤナセは髪を揺らしながら頭を傾けて穏やかに微笑み掛けてくる。
「琴海様…駅へ行きましょうか」
「はい!」
ハッと我に返って背筋を伸ばすと、ヤナセは目を細めて微笑んだ。
駅までの道程は短いけれど、ヤナセは否応なしに注目されるから並んで歩くだけで緊張が半端ない。
まぁ、私は確実にスルーされているだろうけど。
「琴海様…今日は騒がしくなってしまいましたが…お疲れではないですか?」
きっと私のことを心配して集まってくれたと思うのに、どこまでも気を使ってくれるヤナセの心使いが心に沁みる。
「全然疲れてません!今日は四天王が見守ってくれていたので心強かったです!」
「そうですか…」
「はい…ワタリさんの最後の言葉も照れ臭かったけど…本当に嬉しかったです」
『どんなことがあっても守ってやる』――――
そう言ってくれたワタリは、今から守ってくれている気がした。
「そう言って頂けて…とても嬉しいですね…」
私の言葉にヤナセは前髪を掻き上げながら微笑み返してきた。
ビルの窓に反射した光がヤナセを照らして眩しさがいや増す。
光に縁取られたヤナセが余りにも神々しくて、思わず息が止まりそうになった。
「琴海様…駅へ行きましょうか」
「はい!」
ハッと我に返って背筋を伸ばすと、ヤナセは目を細めて微笑んだ。
駅までの道程は短いけれど、ヤナセは否応なしに注目されるから並んで歩くだけで緊張が半端ない。
まぁ、私は確実にスルーされているだろうけど。
「琴海様…今日は騒がしくなってしまいましたが…お疲れではないですか?」
きっと私のことを心配して集まってくれたと思うのに、どこまでも気を使ってくれるヤナセの心使いが心に沁みる。
「全然疲れてません!今日は四天王が見守ってくれていたので心強かったです!」
「そうですか…」
「はい…ワタリさんの最後の言葉も照れ臭かったけど…本当に嬉しかったです」
『どんなことがあっても守ってやる』――――
そう言ってくれたワタリは、今から守ってくれている気がした。
「そう言って頂けて…とても嬉しいですね…」
私の言葉にヤナセは前髪を掻き上げながら微笑み返してきた。
ビルの窓に反射した光がヤナセを照らして眩しさがいや増す。
光に縁取られたヤナセが余りにも神々しくて、思わず息が止まりそうになった。