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ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
「目の保養になんか…なりますかね?」
ジュリの返しにヤナセは苦笑いしてるが、多分自分の美形度のランクに意識がないと思った。
生まれた時からこの顔で周りも似たように美形ぞろいだったら、分からなくなるのかな〜。
ふと、ヤナセの叔父さんや涼雅さんの顔まで頭に浮かんでしまう。
それにしてもヤナセがまた担当だったのと、ジュリの明るさで緊張が一気に解れた。
クールに見えた後の二人の横顔も、どこかホッとしているように思える。
女性講師に課せられる条件は、皆んな一緒だ…。
色んな思いで覚悟してここまで来たのだろうけど、未知の世界に不安がない訳はない。
まだ話せてないけど、志しは同じ『仲間』だ。
これから励まし合って、刺激し合っていけたら良いな…。
ヤナセは穏やかに微笑んだまま、相変わらずな丁寧語で進行を始める。
「では今日は…オリエンテーションを中心に進めて参りたいと思います…。お手元の資料の一番に上の…レジュメに基づいて進めて参りますので…」
今までは受付だったヤナセが、教卓の前に立った講師姿になんだか胸が早まってしまう。
思わず見入ってしまいそうになると
「ふふ…やっぱり良い男…」
ジュリが独り言で小さく呟く。
えっ…
今、何か仰いましたか!?
反射的に横目でジュリを凝視してしまうと、視線に気付いたジュリは意味深に口元に笑みを浮かべた。
ジュリの返しにヤナセは苦笑いしてるが、多分自分の美形度のランクに意識がないと思った。
生まれた時からこの顔で周りも似たように美形ぞろいだったら、分からなくなるのかな〜。
ふと、ヤナセの叔父さんや涼雅さんの顔まで頭に浮かんでしまう。
それにしてもヤナセがまた担当だったのと、ジュリの明るさで緊張が一気に解れた。
クールに見えた後の二人の横顔も、どこかホッとしているように思える。
女性講師に課せられる条件は、皆んな一緒だ…。
色んな思いで覚悟してここまで来たのだろうけど、未知の世界に不安がない訳はない。
まだ話せてないけど、志しは同じ『仲間』だ。
これから励まし合って、刺激し合っていけたら良いな…。
ヤナセは穏やかに微笑んだまま、相変わらずな丁寧語で進行を始める。
「では今日は…オリエンテーションを中心に進めて参りたいと思います…。お手元の資料の一番に上の…レジュメに基づいて進めて参りますので…」
今までは受付だったヤナセが、教卓の前に立った講師姿になんだか胸が早まってしまう。
思わず見入ってしまいそうになると
「ふふ…やっぱり良い男…」
ジュリが独り言で小さく呟く。
えっ…
今、何か仰いましたか!?
反射的に横目でジュリを凝視してしまうと、視線に気付いたジュリは意味深に口元に笑みを浮かべた。