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ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
ドッキィン!!
もしかしてジュリって…
ヤナセのこと好きなのかな?
女性講師登場早々に浮上してきた恋愛模様に、心臓がバクバクしてくる。
生徒が講師に恋心を抱いてしまうことは多々あるから、『掟』もある訳だし。
私自身だってセイジのことがあるから、ある意味『掟破り』の見本だよね…。
ジュリも『掟改定』のこと知っていて講師になったのかな?
まぁ第一、ヤナセがモテない訳はないけど…
でも、アユネさんはどうなるんだろう?
今までスクールでは講師以外の誰とも接触がなかったから、些細なことでも不必要に困惑してしまう。
予鈴が鳴ってまだ数分しか経っていないのに、ラブカルライフが早くも何か起きそうな予感を感じていると――――
「……さん…琴海さん…」
「コトミ!呼ばれてるわよ!」
「ほへっ!わ、私!?」
「はい…琴海さん…お呼びしました。簡単でいいので自己紹介をお願いします」
ヤナセの呼び方が変わった。
ずっと呼ばれていた『様』から『さん』に変わっただけで、なんかちょっとくすぐったい。
「は、はいっ!」
初っ端からドジをかました照れ臭さに、頭を掻きながらおずおずと席から立ち上がる。
自己紹介なんて何年ぶりだろう…
それに私からなんて、言うことを考える暇もないのは厳しい。
「えっと…」
皆んなの顔を見やるとジュリは笑みを浮かべているけど、あとの二人は真剣な顔で食い入るように見ていた。
もしかしてジュリって…
ヤナセのこと好きなのかな?
女性講師登場早々に浮上してきた恋愛模様に、心臓がバクバクしてくる。
生徒が講師に恋心を抱いてしまうことは多々あるから、『掟』もある訳だし。
私自身だってセイジのことがあるから、ある意味『掟破り』の見本だよね…。
ジュリも『掟改定』のこと知っていて講師になったのかな?
まぁ第一、ヤナセがモテない訳はないけど…
でも、アユネさんはどうなるんだろう?
今までスクールでは講師以外の誰とも接触がなかったから、些細なことでも不必要に困惑してしまう。
予鈴が鳴ってまだ数分しか経っていないのに、ラブカルライフが早くも何か起きそうな予感を感じていると――――
「……さん…琴海さん…」
「コトミ!呼ばれてるわよ!」
「ほへっ!わ、私!?」
「はい…琴海さん…お呼びしました。簡単でいいので自己紹介をお願いします」
ヤナセの呼び方が変わった。
ずっと呼ばれていた『様』から『さん』に変わっただけで、なんかちょっとくすぐったい。
「は、はいっ!」
初っ端からドジをかました照れ臭さに、頭を掻きながらおずおずと席から立ち上がる。
自己紹介なんて何年ぶりだろう…
それに私からなんて、言うことを考える暇もないのは厳しい。
「えっと…」
皆んなの顔を見やるとジュリは笑みを浮かべているけど、あとの二人は真剣な顔で食い入るように見ていた。