この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
「早乙女可憐です。趣味として…茶道、華道、舞踊を嗜んでおりました。スクールの発展に貢献出来るよう頑張りたいと思います。…以上です」
知的女子…カレンは淡々と語って、終ると一礼してとっとと席に座ってしまった。
一分もしない自己紹介で終わって、呆気に取られてしまう。
パンパンッ!
ヤナセが私たち同様、笑顔で拍手をしたから慌てて自分も拍手をする。
まぁ…これも人それぞれ、個性だもんね。
カレンとも長い付き合いになるんだから、これから色々知っていくかもしれないし。
それにしても…
「へぇ〜早乙女カレンなんて名前からして乙女なのね〜!茶道に華道って、お嬢様の花嫁修行みたい!」
私も思ったことをジュリは冗談ぽくあっけらからんと言い放った。
ジュリの言葉にカレンは目を細めて
「悪い?」
冷たい声で言い返す。
ヒェェェェェ〜!
一気にブリザードが吹き荒れそうな雰囲気に、背中がプルっと震える。
一触即発――――
かと思いきや…!?
「ぜんぜぇ〜ん!見るからに着物とか上品な服似合いそうだもの〜!礼儀座法が身に付いてるなんて得じゃなぁい!」
ジュリは満面の笑顔をカレンに向けて、明るく話しを盛り上げた。
ブリザードが瞬く間に常春気分になる。
「そ…そう」
そんなジュリにカレンは戸惑っていたけど、氷のように凍てついていた表情が少し和らいで見えた気がした。
知的女子…カレンは淡々と語って、終ると一礼してとっとと席に座ってしまった。
一分もしない自己紹介で終わって、呆気に取られてしまう。
パンパンッ!
ヤナセが私たち同様、笑顔で拍手をしたから慌てて自分も拍手をする。
まぁ…これも人それぞれ、個性だもんね。
カレンとも長い付き合いになるんだから、これから色々知っていくかもしれないし。
それにしても…
「へぇ〜早乙女カレンなんて名前からして乙女なのね〜!茶道に華道って、お嬢様の花嫁修行みたい!」
私も思ったことをジュリは冗談ぽくあっけらからんと言い放った。
ジュリの言葉にカレンは目を細めて
「悪い?」
冷たい声で言い返す。
ヒェェェェェ〜!
一気にブリザードが吹き荒れそうな雰囲気に、背中がプルっと震える。
一触即発――――
かと思いきや…!?
「ぜんぜぇ〜ん!見るからに着物とか上品な服似合いそうだもの〜!礼儀座法が身に付いてるなんて得じゃなぁい!」
ジュリは満面の笑顔をカレンに向けて、明るく話しを盛り上げた。
ブリザードが瞬く間に常春気分になる。
「そ…そう」
そんなジュリにカレンは戸惑っていたけど、氷のように凍てついていた表情が少し和らいで見えた気がした。