この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第44章 Lesson 仲間
「早乙女可憐です。趣味として…茶道、華道、舞踊を嗜んでおりました。スクールの発展に貢献出来るよう頑張りたいと思います。…以上です」

知的女子…カレンは淡々と語って、終ると一礼してとっとと席に座ってしまった。

一分もしない自己紹介で終わって、呆気に取られてしまう。

パンパンッ!

ヤナセが私たち同様、笑顔で拍手をしたから慌てて自分も拍手をする。

まぁ…これも人それぞれ、個性だもんね。

カレンとも長い付き合いになるんだから、これから色々知っていくかもしれないし。

それにしても…

「へぇ〜早乙女カレンなんて名前からして乙女なのね〜!茶道に華道って、お嬢様の花嫁修行みたい!」

私も思ったことをジュリは冗談ぽくあっけらからんと言い放った。

ジュリの言葉にカレンは目を細めて

「悪い?」

冷たい声で言い返す。

ヒェェェェェ〜!

一気にブリザードが吹き荒れそうな雰囲気に、背中がプルっと震える。

一触即発――――
かと思いきや…!?

「ぜんぜぇ〜ん!見るからに着物とか上品な服似合いそうだもの〜!礼儀座法が身に付いてるなんて得じゃなぁい!」

ジュリは満面の笑顔をカレンに向けて、明るく話しを盛り上げた。

ブリザードが瞬く間に常春気分になる。

「そ…そう」

そんなジュリにカレンは戸惑っていたけど、氷のように凍てついていた表情が少し和らいで見えた気がした。

/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ