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第44章 Lesson 仲間

ドキドキした――――。

まだ出会ったばかりだけど、ジュリもカレンもサナも個性的で、確固たる意志と見えない力を感じる。

ちびっこくて、しつこいことくらいの取り柄しかない私がこの三人と対等になれるか分からないけど、私なりに堂々と頑張っていこうと俄然やる気が湧いてきた。

「皆さん…素晴らしい自己紹介でした。今後の講師としての活躍を…心から期待しております」

自己紹介が終えた私たちに、ヤナセは労いの言葉をかけてくれながら誰よりも美しく微笑む。

一瞬その笑顔に見惚れてしまう。

ジュリは熱っぽく、カレンとサナも恥ずかしそうにしているのが伝わってきた。

微笑み一つでクールな二人をも蕩かすヤナセは、やはり最強だ。

うぅ〜ん…
三人も明らかに美人なのに…
ヤナセの美貌が一番眩しいのは、どうなんだろうか？

この中にいたら私なんて、埴輪の飾り物みたいになってしまう！

実際スクールで、埴輪を見たことはないけど…。

「ではこれからスクールの施設の利用方法と…今後のスケジュールを説明していきます」

手元の資料と同じ画像をスクリーンに映し出しヤナセが説明を始めると、空気は一変して受講モードに切り替わる。

いよいよ、私たちに四人の女子講師としてのラブカル人生がスタートした――――。