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ラブカルチャースクール 2
第45章 エピローグ
「あ…ハヤト」

「はあぁぁ?琴海がなんでいんの?」

いつもの俺様振りで、綺麗な顔をしかめて見下ろしてくる。

「無事に講師の資格が取れたんです〜!そう言うハヤトだって、辞めないでいるじゃない!」

ちょっと強気で言い返すと、癪に障ったのかハヤトは私の頬っぺたを片方抓ってきた。

「琴海のくせに生意気〜!」

「痛っ〜!そのガキ大将、いい加減直しなさいよ〜!」

抓る手を跳ね除けようとしたら、先にハヤトの腕を掴んできたのはナツだった。

「もう〜ハヤトさん!女の子の顔を抓っちゃダメですよ!」

本気でハヤトを諌めるナツの顔が凛々しくて、カッコ良く見えた。

珍しく堂々としているナツに、ハヤトは目を見開いて一瞬固まる。

「ぷっはははぁ〜!ハヤト、ガキ大将って似合ってんじゃん!」

「煩いよ、おっさん!」

コウセイが透かさず場を和ませてくれると、ハヤトは慌ててナツの手を払った。

それでも唇を結んで真剣な眼差しのナツに、少しだけ頼もしさを感じて微笑ましくなる。

「琴海さん、そろそろ行った方がいいんじゃないかな?引き留めて悪かったね」

まだまだ盛り上がりそうな雰囲気、大人のマサキが色っぽいバリトンボイスで締めてくれた。

「私こそお邪魔してすみません!これからも宜しくお願いします!」

席を立って改めて挨拶をすると

「琴ちゃん、またゆっくりお茶しようね〜!」
「琴海さん、俺も頑張るっす!」
「おう…」
「無理しないようにね…琴海さん」

四人の温かさと想いが伝わってきて、元気を貰えた気持ちになった。

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