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ラブカルチャースクール 2
第45章 エピローグ
午後のレッスンまで時間はあるが、長居し過ぎてしまったと急いで戻ろうとしたら、食堂の出口に更に異彩を放った四人が立ち話をしていた。

わぁぁぁ〜!
四天王が居る〜!!

驚いた私は、まるで歌舞伎役者みたいなキメポーズになって一旦停止していると

「クス…琴海さん、もう戻りますか?」

待っていたのか、たまたまなのか…
麗しの笑顔でヤナセが出迎えてくれる。

「は、はい…遅くなってすみません」

「きゃぁ〜!チワワちゃん!スーツ姿も可愛いわよ〜!」

固まっている私にホズミが、嬉しそうに飛び付いてきそうになると

パッシィィィィン!

お決まりの扇子が飛んでくる。

「痛ってぇ〜!ハナブサ、固いところで叩くなよ!」

「毎回懲りないですね。叩く扇子の身にもなって下さい」

メンズモードになった姉さんに、眼鏡の奥から黒曜石を冷たく光らすハナブサ。

あくまでも扇子が優先なことに扇子への愛が伺えた。

喫茶店での四人は見慣れていたけど、スクールで四天王が打ち揃っている光景はまた特別なオーラを感じる。

ただでさえ目立つ四天王の側に居るだけで、通りすがる人の視線の突き刺さり方が半端ない。

気不味くて俯きそうになると、目の前に大きな壁が出来た。

「チビ…良く来たな」

見上げるとイーグルアイがいつもより柔らかく見える。

好奇の目を遮るように、ワタリが防壁になって立ってくれていた。

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