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第10章 Lesson 四天王

「えぇ！いや…それは…」

だって今日は、ヤナセはお客なのに…
それに…動いただけで…

「なにか喋ってるわよ…」
「スタイルいいぃ〜」

注目殺到！

なのに店長は

「そうか〜いつも済まないね〜」

「いえ…お役に立てれば…」

「はい…？いつも」

まさか、四人が来ると毎回この調子なの？

「クス…琴海様にもご迷惑お掛けしてしまいましたね…少々お待ち下さい… 」

ヤナセが奥の三人の方に視線を移すと…

「あら〜またみたい」

「だからお店に電話してから来た方が迷惑を掛けなかったのでは…」

「面倒だ…」

其々何かを口にしながら…

ガタガタッ！

一斉に、立ち上がった！

長身の三人が、こっちに向かって来ると

「ひゃぁっ！」
「きゃぁぁぁっ！！」
「立った！」

私も含めた店内の女性が、騒然とした。