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ラブカルチャースクール 2
第11章 M Lesson 4回目
「ホズミっ!!」

また控え室に戻ろうとするホズミをヤナセが呼び止めると

「ハニーレモンティー持ってくるだけよう〜!」

投げキッスを残して、行ってしまった。

「たく…琴海様…顔色が悪いですが…どこかお身体の具合でも?」

これまた彫刻張りの端正なお顔が、間近で心配気に覗き込んで来る。

お身体ではなく…このシチュエーションがもの凄く怖いです…。

「だ…大丈夫なんで…降ろして…くだひゃい…」

小刻みに震えてる様子に

「まぁ…またお足元が不安定なご様子なので…このままソファーまで運ばせて頂きます…」

「なんっ!?」

降ろしてぇ〜!
…と、心で叫ぶがきっと無理だろう…。

「すみません…お手数おかけ致します…」

シュン…落ち込みながらヤナセの腕の中で小さくなると、サラサラの髪がおでこに当たってくすぐったい。

「クスクス…ここまでしてしまったスクールの責任ですので…何卒お気になさらず…」

ヤナセは…ホズミとはまた違った妖艶な微笑みを眼前に湛えていた。 


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