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第11章 M Lesson ４回目

スレンダーな肢体が空間から消えるのを見届けて、正面に座り直したヤナセは… 

「はぁ…本当に何かと失礼な真似を致しまして…」

深々と頭を下げた。

「いえいえ！凄い楽しいレッスンでした！パックや体操とか他にも色々教えて貰えたし！」 

「体操…それは『オッパイ体操』ですか？」

ハニーレモンティーを注いでくれながら、真顔でヤナセが言ってきた。

「はい…そうです…」

本当にこの人は…自分の容姿の自覚があって言っているんだろうか？

「あと『オッパイマッサージ』の方法も渡しておいて欲しいと、ホズミから連絡が…」

「そう…ですか…」

俯きながらカップに口を付ける私に、ヤナセは…

「お気になさりますか…バストアップ？」

「えっ！それは…あ…」

慌てて顔を上げると…

目を少し細めて、憂いた顔で見詰めてくるヤナセの瞳があった。