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ラブカルチャースクール 2
第12章 M Lesson 5回目
だけど…涙はそう簡単には止まらなくて…

「ふっく…ひっく…」

ずっと頭を下げたままになってしまう。

「ズビィ…」

鼻水まで出てきちゃうしぃ。

「琴海さん…大丈夫?」

近寄ってきたセイジが、肩に手を載せて覗き込もうとしてきた。

ドッキィ〜ンッ!

今更なのに、これだけで心臓が跳ねてしまう。

「ひゃっ!ひゃい丈夫!」

「うん…じゃあ…お茶を淹れてくるからね…はい…ティッシュ…」

「…ありが…ちょう…ズビビィ…」

俯いたまま、ティッシュボックスを受け取る。

鼻をかんで、少し落ち着いてソファーに腰を掛け直す。

ジッと視線を向ける先には…

お茶を淹れてくれている…
セイジの広い背中があった…。  
 
キュン…

本当に…セイジだ…。

また視界が歪んできた目に、急いでティッシュを当てた。

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