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ラブカルチャースクール 2
第3章 マスターコース
柔かい感触をあちこちに、押し付けられる。

「わっ!きゃっ!ひゃっ!」

「いっぱいしちゃうよ〜」

コウセイは冗談ぽく言って
チュッ!チュッ!
と、軽く優しく触れていく。

こんなイチャイチャな感じ、大好きな人が相手だったら、幸せ感いっぱいになれるだろう。

鼻の先に唇が当たり

「ひゃんっ!」

ちょっと肩を竦める。

そして…微笑みながら、横に傾けたコウセイの頭が、唇に近付いてきて…

「きゃっ!」

「おっ……」

瞬間……思いっきり顔を…背けてしまった。

「あ……」

「琴ちゃん…?」

コウセイが少し目を開き、驚いている。

ドックン…ドックン…。

や…やだ…今までのレッスンだって…こんな事、一回も無かったのに…。

訳も解らず、反射的に避けちゃったわ…。

気不味くて、俯いてしまうと

「あ〜!紅茶冷めちゃったよね!淹れ直すから、琴ちゃんケーキ切ってよ!」

ニカッと笑って、コウセイは立ち上がった。


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