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ラブカルチャースクール 2
第12章 M Lesson 5回目
セイジは腰の動きを止めて、両手をガシッと受け止めてくれた。

「あ…セイジ…いた…」

まだ恐怖感と恍惚感が入り混じって、ボンヤリする頭には、目の前に居るセイジが夢に思えた。

「琴海…もう直ぐレッスン終わるから…」

頬を伝う涙を拭う手が、現実に引き戻してくれる。

「はぁ…レッスン……あ…ぁ…そっか…レッスン…」

「琴海…ごめん…無茶させたね…」

セイジまでも泣きそうな顔になり、やっと我に返ってきた。

「あれ…?わたし…泣いてる…?」

「一気に絶頂感に襲われて、身体が驚いちゃったかな…もっとゆっくりしてあげれば良かったね…」

セイジは優しくて、指先で頬を撫でてくれる。

「え…う…ううん…。違う…多分…違うの…」

せっかくセイジが、気持ち良くしてくれ様としたのに…

今はこんなに側に居るのに…

絶頂に昇らされる狭間の焦燥感に、引き摺り込まれそうになった。


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