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ラブカルチャースクール 2
第14章 M Lesson Fell
そうだ!話題を変えよう!

「ハナブサさん!今日のレッスンは、この畳の上でするんですか?」

ハナブサは左手に当てながら、閉じた扇子を握り

「畳の上?いえ…レッスンはいつもレッスン室で行います」

「そうなんですか…じゃあ…この畳は…?」

「抹茶でしたので、用意しただけです」

サラリと言ってのける。

「え…お茶の為だけに?」

「はい…飲み終わりましたら、レッスンを開始いたしましょう」

「畏まり…ました…」

一体今日はどうなるんだろうか…。

一抹の不安を抱えながら、お茶を飲み終える。

両手に持った器はシンプルな和柄だったけど、なんだか高級感を醸し出していた。

これもわざわざ、用意したんだよね…。

確か教養で、お茶の知識もカリキュラムにあったから、抹茶の点て方も習うのかも。

「難しい事は…言えませんが…美味しかったです…」

「それは…良かったです…」

ハナブサは扇子で口を覆っていたが、切れ長の目を細めて微笑んでいる様だった。


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