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第14章 M Lesson Fell

これは私の失態だ…。

「すみません…レッスン中断させてしまって…」

手のマッサージを続けながら、ハナブサは

「いえ、時たま他のレッスンでもあります…貧血だけでなく失神される方もいますから…お気になさらず」

「失神…」

確かに私も意識が飛んでしまう事、何回かあったしな…。

ハナブサのレッスンで…失神する人…いるのかな？

考えながら揉まれる手を見詰めていると

「琴海さん…今日はここで止めておきますか？」

ハナブサは体調を気にして、レッスン中断を言ってきた。

「あ…少し休めば大丈夫です！」 

「しかし…ヤナセも心配してます…」

ん？なんでここでヤナセの名が？

「申し送りに…琴海さんは無茶するから、加減を気を付ける様に指示されてます」

ガーンッ！

ヤナセ様…そんなに私って無茶ぶりしましたかね？