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ラブカルチャースクール 2
第14章 M Lesson Fell
スゥーっと、頭から血の気が引く感覚になって、視界が砂嵐みたいにボヤけてきた。

力が抜けて、指の感覚がなくなりハナブサの手からスルリと抜けていく。

「琴海さん!」

遠のきそうな意識の中で、誰かが私を呼んだ。

セイジ…?

ガシッ!
背中から倒れそうになった身体を二の腕で抱き締められる…

ぼんやりと見える視界には…
少し焦った顔が…
眼鏡越しに…見えた…。

「琴海さん…大丈夫ですか」

「ハ…ナブサさん…?」

 「はい…」

ハナブサは背中を摩ってくれながら、一旦しっかりと身体を抱き抱えて、横たわらせてくれた。

「琴海さん…お疲れ様です」

まだ朦朧としている私の額の髪を払って…

最後にまた、ハナブサは優しく微笑んだ様に見えた…。

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