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ラブカルチャースクール 2
第15章 Lesson 休校
「はぁ……ふぅ…」

段々と呼吸が落ち着いてくるとセイジは、身体を浮かし

「琴海…もう服着ようか?」

きっと体調を気遣ってくれている。

でも…私のここ最近の不安定さは、疲れなんかじゃない…。

「セイジ…お薬…欲しい…」

「薬?琴海やっぱり具合い悪いの?」

眉間に皺を寄せて見詰めてくる顔は、本当に心配してくれているのが伝わってくる。

「うん…凄く…苦しい…」

「分かった!バックに入ってる?」

セイジは本気でバックを取りに行こうと身体を起こそうとしが、咄嗟に首に腕を絡めて縋り付く。

「琴海?どうしたの?」

ドックン…強く脈打って…

「お薬は…セイジ…自身だよ…」

「え…」

セイジの身体が少し緊張したのが分かった。

お互い何処か覚悟していながら…
ラブカルの『タブー』が、禁忌のシグナルを鳴らしていた…。


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