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第15章 Lesson 休校

ギシ…

ソファーが軋む。

セイジは立ち上がってカチャカチャと、金属音を響かせる。

ドッキン…

テーブルに置かれた少し歪んだ箱に手を伸ばし、中から取り出した四角い物を指先に挟んで口元に持っていき…

ピリッ！

破り開けた。

ドッキンドッキン…

もしかして…セイジ…付けてるのかな…？

ゴソゴソとしていた動きが止まり、ベルト部分に手を掛ける仕草に、反射的に視線を逸らしてしまった。

ドッキン！ドッキン！ドッキン！

目を瞑りながら、セイジの動きの気配を感じ取っていると…

ギシ…ギシ…

再度ソファーが軋みだし…

「琴海…倒すよ…」

「へ…倒す？」

途端…ガッタン！！

ソファーの背凭れが腰を掛ける部分と平行に倒された。