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ラブカルチャースクール 2
第16章 Lesson 恩義
セイジの顔を改めてジックリ見ると…
本当に綺麗に整っていると実感する。

ヤナセの人間離れした美しさとは違って、派手なパーツじゃないけど、目を瞑っててもカッコいい。

「睫毛…結構長いよね…」

サラサラの前髪が額を隠す様に流れ落ちている。

そっと指先で払ってみても、やっぱり落ちてきてしまう。

「うふふふ…」

かなり嬉しくて、弄っていると…

「こ〜と〜みぃ〜」

「えっ!?」

ガシッ!

「きゃっ!」

いきなり手を掴まれた。

「何、遊んでるの?」

ニヤッと悪戯っ子みたいに笑っている。

セイジが起きるなんて思わなくて、焦ってカァ〜と顔が熱くなってきた。

「あっ!やっ!えっと…」

「ぷっ!」

セイジは吹き出し、あわあわしている私をギュッと抱き締めて

「可愛いぃ〜!」

楽しそうに胸の中に閉じ込めた。


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