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ラブカルチャースクール 2
第16章 Lesson 恩義
頭上に響くセイジの声に益々身体が火照りだす。

「もう〜言わないでぇ〜!」

大好きな人に『可愛い』と言われて嬉しくない訳がない。

でも…元々自分に自信がないからか、逆に恥ずかしくなる。

「そう?じゃあもっと言おうかなぁ〜」

むむっ!
やはり今日のセイジはかなりのSモード。

「今日のセイジ、意地悪ぅ〜!」

「ははっ!意地悪だよ〜!」

「なにそれ…」

凄く大人かと思ったら…
時たまちょっと子どもっぽい…

でも…セイジの色んな顔が見れるのが…
嬉しくて仕方なかった。

セイジは首を捻り、壁の時計を確認して

「17時過ぎか…結構寝てたんだね…」

そう言ったセイジの腕に少し力が入る。

キュン…てなるよ…。

「うん…支度…しないとだね…」

広い背中に回した手の指先で、肌の感触を名残惜しくなぞった。


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