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ラブカルチャースクール 2
第16章 Lesson 恩義
ドキン…

今まで男性にこんなの…された事ない…。

子どもの時に父親に拭いて貰ったくらいだ。

慣れない事に戸惑うけど…

「じゃあ…私も後で…セイジの汗拭かせて!」

逆の立場なら…きっとそうしたいから…。

でもセイジは…

「はは!俺は大丈夫だよ」

サクッと遠慮した。

「なっ!私も拭きたいもん!」

「う〜ん皮膚面積が違うだろ…」

えっ!そこなのっ!?

「大丈夫だよ!毎日、床の掃除してるんだから!」

なんとしても拭きたくて躍起になったが…

「…床か…じゃあ大丈夫か…」

床と比較して悪かったけど見事に汗拭きの権利を勝ち取った!

うふふふ〜!
隅々まで拭いちゃおっと!

嬉しくてニマニマしてると

「はぁ…俺は…大丈夫じゃないかもなんだけど…」

背中を拭いてくれながら、セイジがポツリと呟いていた。


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