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ラブカルチャースクール 2
第16章 Lesson 恩義

思わず黙り込むと、セイジの手が首もとに伸びてきて…
ペンダントのハープを指先で掴む。
「セイジ…?」
不思議そうに見ると…
「琴海…つけてくれて…有難う…良く似合ってるよ…」
「セイジ…」
風が静かに吹いてきて、髪を微かに靡かせる。
セイジは指先を頬に当てて、掛かった髪を優しく払ってくれた。
今日はこの指先に…
熱くさせられたり…
泣かされたり…
優しくされたり…
世界中で…一番愛しい指…。
セイジは手をゆっくり下ろし
「じゃあ…行くね…」
別れを…告げる。
「うん…今日は有難う…」
一緒に過ごしてくれて…
我儘いっぱい聞いてくれて…。
「俺も…有難う…」
お互いジッと見詰め合う。
最後にキスしたいな…
そっと瞼を伏せる…。
ペンダントのハープを指先で掴む。
「セイジ…?」
不思議そうに見ると…
「琴海…つけてくれて…有難う…良く似合ってるよ…」
「セイジ…」
風が静かに吹いてきて、髪を微かに靡かせる。
セイジは指先を頬に当てて、掛かった髪を優しく払ってくれた。
今日はこの指先に…
熱くさせられたり…
泣かされたり…
優しくされたり…
世界中で…一番愛しい指…。
セイジは手をゆっくり下ろし
「じゃあ…行くね…」
別れを…告げる。
「うん…今日は有難う…」
一緒に過ごしてくれて…
我儘いっぱい聞いてくれて…。
「俺も…有難う…」
お互いジッと見詰め合う。
最後にキスしたいな…
そっと瞼を伏せる…。

