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ラブカルチャースクール 2
第16章 Lesson 恩義
一人でトボトボと商店街を歩いてると、肉屋のおばちゃんがシャッターを閉めようとしていた所で私に気付き

「琴海ちゃん!ずい分遅い時間だね〜!」

知り合いを見掛けたら、誰でも声掛けてるんじゃなかろうか。

今はおばちゃんと話すテンションじゃないんだけどな…。

「うん…ちょっと…知り合いと話し込んでて…コロッケ買いに来なくてごめんね…」

「いいんだよ〜!それよりさっきの話しの続きなんだけどね!」 

さっきの?
何か話したっけ?

「うん…」

取り敢えず話を合わせておくかと思ったら…

「ここ数日、毎日のように凄いカッコいいお兄ちゃん見かけたんだよ〜!」

「え…毎日?」

ドッキン…

もしかして…

「一回コロッケも買ってくれてね〜ありゃあ『イケメン』って言うんだろうね!」

「おばちゃん!その人どんなだった?雰囲気とか…髪型とか…」


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