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ラブカルチャースクール 2
第18章 M Lesson 教養K
でも…私以上に呆然としている人物が一人いた…

「ナツ…授業始めるよ…タブレット起動させて」

口をあんぐりと開けているナツにセイジは優しく微笑むと、ナツはやっと我に返った。

「あ…はい…ハヤトさん…行っちゃいましたね…」

「うん…」

心なしかちょっと涙目なナツに、何て言葉を掛けてあげれば良いのか悩む。

「ナツ…騒がせて悪かったね…ハヤトには俺から言っておくから大丈夫だよ」

「はい…」

セイジがフォローしてくれても、ナツはちょっと俯き加減で落ち込んでいた。

私やセイジには態度が悪いハヤトでも、ナツにとっては面倒見の良い先輩なんだろうな…。

「ナツ…セイジに任せておこう…ハヤトだって解っているんだよ…」

「そうなんですか〜?琴海さん何か知ってるんですか?」

「え……」

てか…私も詳しくは知らないんだけどね。

戸惑ってる私の様子にセイジは苦笑して

「今日の授業は…『キス』の種類とテクニックについてになります…」

今日のカリキュラムを告げた。  


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