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第18章 M Lesson 教養K

「はい…」

言われた通り口を少し開いて舌を出せる所まで出すと、セイジは目を細め顔をやや傾け、口を近付けてきた。

舌先がセイジの唇に当たり、先っぽを咥え込まれ…

チュプ…　

軽く吸われる。

キュン…

なんか…この絵面が…

「エロいっす…」

ナツが私の心を覗いたみたいに実況した。

自分からレッスンと腹を括ったが…
普段隠してる部分を晒してる様な感覚になって、異様に恥ずかしくなってきた。

だけど…

目の前のセイジは伏し目がちの瞳に、睫毛の影を落として凄く…

綺麗…。

ズキン…　

こんな近くにいるのに…
触れ合う度に…

遠くに離れてしまいそうで…怖い…。

恐怖心が足元から這い上がり掛けた時

「んっ！」

口を横に開いたセイジの白い歯が、赤い厚みを挟み込み…

舌の肉に押し付けられた硬質感が、甘い痛みを走らせて…

逆にくすぐったかった。