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ラブカルチャースクール 2
第18章 M Lesson 教養K
天井を見上げて固まっている私にセイジは

「琴海…大丈夫?起きれる?」

上体を抱き抱えて、机に腰掛けさせたまま座らせた。

「少し乱れちゃったね…」

跳ねた髪を指で鋤いて、整えてくれる。

「よし…可愛い…」

セイジは膝を曲げて私の顔を覗き込み、ポンポンと頭に手を置いて、ニッコリ微笑んだ。

キュン…

セイジ…
嬉しいけど…
胸が…痛いよ…。

「有難う…」

「うん…じゃあ、受付に戻らないとね…」

私の手を取って、机から降ろしてくれ様とする。

これで…本当に終わっちゃうんだ…。

ドックン!

何かを訴えるみたいに…
鼓動が強く胸を打ち付けた。

「セイジ…」

「うん?」

見詰めてくる瞳は、相変わらず優しいから…

泣きたくなるほど愛しくて…

堪らない…。

「セイジ…あのね…最後にぎゅうぅってして欲しいの…」

怖くて声が震えてしまったが…

「いいよ…ぎゅぅ…しよ…」 

セイジの声も少し…

震えていた。


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