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ラブカルチャースクール 2
第19章 M Lesson 6回目
「琴海様…本日はメープルティーにしてみました…」

「わぁ〜!有難うございます!」

きっと高価な茶葉を毎回使ってくれているんだろう、メープルの香りと味がしっかりと余韻を残しつつ、それでいてサッパリしていた。

「美味しい〜!」

本当にお茶は気持ちをホッコリさせてくれる。 

ご満悦な私をヤナセは微笑ましく眺め

「琴海様は本当に美味しそうにお召し上がりになるので、毎回この時間が楽しみになります…」

麗しの笑みを向けられた。

ドッキン!
ヤナセにそんな事言って貰えるなんて、恐れ多い!

「こちらこそ!毎回レッスンの楽しみの一つです!」

「クス…そうですか…有難うございます…」 

ヤナセは艶やかに光る口元を綻ばせた。

あぁ…本当に綺麗だなぁ〜ホズミ姉さんとはまた違った美しさだよね…
てか、男性なのに二人ともズルイな…。

メープルの香りをクンクン嗅ぎながら見惚れてると、ヤナセはカチカチとパソコンを操作し始め、ディスプレイをジッと眺めながら

「琴海様…体調は本当に大丈夫でらっしゃいますか?」

かなり心配そうな声に変えて聞いてきた。

「はい…大丈夫ですよ」

「そうですか…レッスンは途中で中断も可能ですから…本当にご無理のない様にして下さいね…」

「はい…分かりました…」

妙に念押しするヤナセの言葉の意味は…
一体…なんだろうか?


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