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ラブカルチャースクール 2
第19章 M Lesson 6回目
あぁ…なんでよりにもよってハヤトなんだろう…。
別の意味で半泣き状態だ。

淹れたコーヒーをカップに注ぎ、気後れ気味にハヤトの前に置いた。

「どうぞ…」

「サンキュ〜」

ハヤトはタブレットをガン見したまま、カップに口を付けと…
ちょっと眉を上げ

「へぇ〜美味いじゃん…コーヒー淹れんの」

「有難う…ございます…」

褒められて、内心ちょっと嬉しい。

そりゃぁ〜店長始め、四天王に鍛えられましたから!

とは、言えないけどね…。

久々のハヤトを眉間を寄せて眺めてみると…
ホズミとは違った感じの中性的な容姿は相変わらずだが、肩に掛かっていたカールした髪は顎のラインまで切っていた。  

だからか見た目はちょっと柔らかい雰囲気に見えたが、俺様度はアップしている様な気がする…。

それに…先日の教養レッスンの件もあるし…
いきなりキレるから油断ならない。

「はぁ…」

重い溜息を漏らすと

「なんだよ…琴海…溜息なん吐いて…」

ギロリとハヤトが睨み付けてくる。

「うっ…ハヤトこそ…こないだなんであんなに怒っていたのよ…」   

ハヤトが私に態度が悪いのは…
『セイジ』が絡んでいるからだ…。


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