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ラブカルチャースクール 2
第19章 M Lesson 6回目
その瞬間

「あぁ〜ん!?」

ハヤトは思いっきり不機嫌な顔になった。

ぎゃっ!
こ、怖い…でもこないだの怒り方は尋常じゃない気がしたし、いつまでもセイジへの蟠りを持っていて欲しくない。

「お節介かもしれないけど…セイジは…ハヤトの事…嫌ってないよ…」

勇気を出して言ってみたが…

「煩いっ!俺とアイツの事に口出すな!」

怒鳴られた。

でも、それなら納得いかない!

「だったら私に八つ当たりしないでよ!」

頑張って言い返してみると

「セイジのお気に入りだから、ムカつくんだよっ!」

更に怒鳴られた。

なんて理不尽な理由だ!と思ったが
『セイジのお気に入り』
との、言葉に思わず…

「え…そうなんだ…」

顔がニヤケてしまった。

そんな私にハヤトは呆れた顔をし、溜息を吐いて

「はぁぁぁ…アイツは…アイツの元カノ…俺の親戚の借金を…全部肩代わりしたんだよ…」

そう言って、物凄く苦しそうな顔を見せる。

「借金……あ…」

パッチン!

途端、頭の奥で探していたパズルのピースが填った感覚になった。


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